Repair & Maintenance

技術紹介

・パイプオルガン

日本でも数少ないパイプオルガンエンジニアの一人、渡辺圭一はアルザス社に所属しています。彼は札幌コンサートホールKitaraのパイプオルガンメーカー、ケルン社の2代目CEOダニエル・ケルン氏に師事しました。Kitara専属オルガニスト制度の開始以来、渡辺は同ホールのパイプオルガンの調律・メンテナンスを担当し、その音響品質を支えています。

渡辺 圭一

1973年、千歳市出身。94年、北海道芸術専門学校ピアノ調律科卒業。株式会社 ヤマハミュージックリテイリング札幌店にピアノ技術者として勤務。97年札幌コンサートホールKitara開館時より、パイプオルガン技術に携わる。一般社団法人日本ピアノ調律士協会会員。

  • パイプオルガンは数百から数千本のパイプ、複雑な風送システム、ストップ機構、鍵盤などから構成されるため、その構造は非常に精密で多様です。
  • パイプオルガンは、多数の音栓(ストップ)から音を選び組み合わせることで、独自の音色を生み出し、演奏の表現や個性を引き立てます。オルガニストのオーダーに応じた微調整が鍵となります。

札幌コンサートホールKitaraのパイプ数は4,976本、音色は68種あり、フルー管とリード管の2種類に分かれており、コンサート時には主にリード管を調整しています。

・鍵盤楽器(クラビーア)

ピアノ、チェンバロ、クラビコード、フランス製電子オルガンなど、古楽器から現代まで鍵盤楽器の専門家が調律・修理・メンテナンスを行います。特に一点ものが多い古楽器では、年代や構造の違いにより高度な技術が求められます。

稲毛 哲也

士別市出身。河合楽器ピアノ調律師養成所似て調律技術取得。ヤマハミュージックリテイリングのチーフコンサートチューナーとして多くのピアニストの調律を担当。また、パイプオルガン、クラビコード等古楽器の製作会社アルザスの代表を務めるとともに、アウトリーチ活動にも力を注いでいる。

  • 鍵盤楽器の調律・メンテナンス、修理は、単に楽器の状態を保つだけでなく、その楽器が持つ本来の可能性を引き出す重要な役割を担っています。
  • そのため、メンテナンス要件、状態、必要な修理を決定するための綿密なコンサルティングを行っています。
・ポルタティフオルガンの販売

ポルタティフオルガンは、シンプルながらも中世音楽の重要な担い手としての役割を果たし、携帯性と手軽さが際立つ歴史的な鍵盤楽器です。本オルガンの製造は設計から組み立て工程まで、すべて一人の職人が行っています。

神田 敬志

留萌市出身。1994年、北海道芸術専門学校ピアノ調律科卒業。さしかわ楽器にピアノ調律師として勤務。2002年、株式会社ヤマハミュージックリテイリング(現・ヤマハミュージックジャパン)札幌店にピアノ技術者として勤務。調律師としての傍ら、アルザス社の工房長としてポルタティフオルガンを製作している。オルガン調律を渡辺圭一氏に師事。

  • 軽量で小型のため、持ち運びが容易のため、演奏者が膝の上やテーブルの上に置いて演奏することが一般的です。
  • 手づくり製品のため、受注生産となります。製造期間は約6か月ほどになります。

現代における再現は、古楽器演奏の分野を歴史的な音楽や演奏法を体験するために使用されています。

現代における再現は、古楽器演奏の分野を歴史的な音楽や演奏法を体験するために使用されています。